イベントのご案内

3/28(日) イベント「六甲山日和」の開催について

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■開催日時  2010年3月28日(日)12:00〜16:00
■開催場所  芦屋ロックガーデン 高座の滝
        兵庫県芦屋市山芦屋町1(阪急芦屋川駅より歩20分)
■内 容  
 ◇六甲山マルシェ(普段週替りで3組のマスターで営業していますが、3組ともオープンカフェを出店します)、
 ◇リュックサックマーケット(野菜・石鹸の販売、六甲山みやげなど)
 ◇投げ銭ライブ 12:00〜15:00
 ◇「ゆずりまいり」の開催 15:00〜16:00
  ○参加される方には「自分にはもう必要ないけれど、きっと誰かの役に立つもの」を持参いただきます。
  ○参加される方には、目印として、首からスプーンを提げてきていただきます。
  ○持ってきたものをお互いに交換していただきます。
  ※誰も引き取り手がいなかったものは、各自責任を持ってお持ち帰りください。
  ※主催者は、天災その他の原因によって、参加者、一般公衆、その他の第三者が被る事故または損害に対して責任を負わないものとします。
  
■「ゆずりまいり」趣旨  
 近世の日本では“おかげまいり”と呼ばれる伊勢神宮への集団的な巡礼運動が周期的に繰り返され、参加者はある時は200万、ある時は500万に達していました。お伊勢さんのお札が降ったという噂をきっかけに、どこかの村で集団参宮が始まると、それが周辺の村々に波及していきました。 おかげまいり(御蔭参り)はまた“ぬけまいり(抜参り)”とも言われていました。
 多くの人達が、往来手形もなく、主人や親の許可を得ることもなく、仕事を中途で投げ打って、十分な旅行の準備も、路用の金も持たずに、着のみ着のまま衝動的に出かけて行ったのですが、それを沿道の人々の“施行(せぎょう)”が支えていました。彼らに対して金品や食料を施したり、宿泊の世話をしたりする者が少なからずいたことによって、おかげまいりは成立していました。
 ここには神に対する報施の観念や、熱狂的な解放状態にある民衆の略奪に対する有産階級の予防措置という意味合いもあったようですが、この時代の富は紙幣や預金残高というデータではなく、貴金属や物品など、物理的なモノの形をしているので、ある程度以上の蓄財にはあまり意味がないということが、今よりも実感しやすかったのではないでしょうか。
 「ゆずりまいり」は、交換経済が進んだ現在社会において、“贈る”“施す”というふるまいを取り戻すための一つの実験です。
■「六甲山カフェ」プロジェクト趣旨
 明治末期に英国人グルームによって開かれ、大正末期には藤木九三らRCC(ロック・クライミング・クラブ)の開拓により近代登山発祥の地として全国に知られて以来、毎日登山と全山縦走に象徴される独特の登山文化を生み出してきた「六甲山」。海から近く、市街地に直結した環境から多くの登山者に親しまれ、誰もが気軽に山歩きと自然を楽しめる山として、今でも多くの登山者を受け入れています。
 一方で、「登山」自体が若い人たちにとってはメジャーなものではなくなりつつあります。さまざまな娯楽にあふれる現代において、わざわざ山に登ることの楽しみを、世代を超えた一般的なものとしていくためには、いったい何が必要なのか?
  「六甲山カフェ」プロジェクトでは、六甲山麓にある芦屋ロックガーデン・大谷茶屋でのカフェ営業をベースに置きつつ、「山」の文化と「街」の文化をつなぎ、世代を超えて人が出会い、語らい、刺激を受け、文化や意識をゆるやかに共有させてくれる、そんな空間を作り出すことをめざしています。
■主 催  
  六甲山カフェ メンバー  
  山納 洋 「コモンカフェ」プロデューサー   
  船津智美 「六甲山カフェ」店主  
  中川あゆみ・原田ゆかり・勅使河原圭子 「六甲山カフェ」メンバー   
  中村圭志 山と渓谷「ヤマケイ関西」ディレクター  
  下城民夫 アウトドア情報センター
■お問い合わせ
  コモンカフェ 大阪市北区中崎西1-1-6 吉村ビルB1F  Tel 06-6371-1800 singles@do.ai
 六甲山カフェ 芦屋市山芦屋町1 大谷茶屋内 


2010-03-15 | Posted in イベントのご案内No Comments » 
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